ほぞを噛む

【漢字】ほぞを噛む
【読み】ほぞをかむ
【意味】ほぞとはへそのこと。へそを噛むことはできない動作から、どうにもならなくて悔やむ様子。
【例文1】想いを伝えきれないまま引っ越してほぞを噛む。
【例文2】友人とケンカ別れしてほぞを噛む。
【例文3】あの時もっと勉強しとけばよかったとほぞを噛む。

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私の「ほぞを噛んだ」出来事

ほぞを噛むというのは、どうにもならないことにやりきれない想いを抱える、後悔するという意味です。
私がほぞを噛んだ経験をしたのは、中学3年の時、初恋の女の子に想いを伝えられなかったことです。それまでも何人かの女の子を好きになったことはあったのですが、どちらかといえば顔が可愛いから好きになったという感じでした。まあ思春期ですし仕方ないのかもしれませんが。そんな私が顔だけではなく、はじめて内面から好きになった女の子。その子は私と同じ部活に所属しており、本を読むのが好きな大人しめな女の子でした。普段はクラスでも目立つ子ではありませんでしたが、部活で仲のいい友達と話しているときなどは、楽しそうに優しい笑顔をみせる子で、私は彼女のそんなところに惹かれていき、せっかく部活が同じなのだからもっと話しかけてみようと、前日に見たテレビの話など他愛のない話をするようになりました。そうしてしばらく経った後ある日、彼女は教室で私と目が合うと目をそらすようになりました。はじめは嫌われてしまったのかと思ったのですが、話しかければむしろ好意的な対応で、部活でもこれまでと変わらない態度だったので、嫌われているわけではないようだと感じていました。結局告白する勇気を出せないまま中学を卒業し、次に再会したのは大学のオープンキャンパスでした。その時もお互いに大学受験がんばろうなどと励まし合い、いい雰囲気だったので私は大学でも彼女と会えるかもしれないと楽しみにしていたのですが、大学生となり再会した彼女は私の大学の近くの別の大学へと進学していました。それ自体は全く問題ではないのですが、問題は大学へ向かう途中に彼女に会い、話しかけても無視されるようになってしまったことです。私には何が原因かわかりませんが、仲が良いと思っていた彼女と急に話すこともできなくなったことを残念に思っています。あのとき想いを伝えていれば何かが変わっていたのでしょうか。