二転三転

【漢字】二転三転
【読み】にてんさんてん
【意味】状況や動きや意思が何回も変わる。
【例文1】追及するにつれ、自供が二転三転する。
【例文2】政治の公約が二転三転するので子どもは一人で十分。
【例文3】裁判で主張が二転三転する。

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二転三転する菅官房長官の説明

様々な疑惑追及によって国会が揺れています。加計の問題に対する菅官房長官の説明は二転三転のありさまでした。
前川前文部科学省事務次官の告発で明らかになった文書の存在を、菅官房長官は当初「怪文書だ」と言い張ってきました。何か問題があると「(批判に)あたらない」と言いはねてきたいつもの冷たい態度で言い放ったのでした。そして菅官房長官は前川氏の人格否定発言まで行って、話の信憑性を落とそうと画策しました。
しかし、時間が経つにつれて次々と前川氏の発言が正しいとする証拠が見つかっていきました。菅官房長官は文書の存在を認めざるをえなくなったのですが、そこで言った発言は「怪文書という言葉が一人歩きしている」というものでした。そして末には「怪文書だなんて言っていない」とまで言いはじめました。菅官房長官は有能であると一部では言われてきましたが、果たして本当のところはどうだったのでしょうか。
二転三転する政治家の言い訳は見苦しく醜悪です。かつての政権でも二転三転する言葉が使われてきたのですが、今のほど二転三転と言い訳をしてその上悪びれない政権というものは存在しませんでした。二転三転するのならばするで、しっかりと反省した面持ちで語ってもらいたいものですね。