言語に絶する

【漢字】言語に絶する
【読み】げんごにぜっする
【意味】言葉では言い表せない程の状況。
【例文1】空き巣に金品を盗まれ言語に絶する。
【例文2】災害地は想像よりも遥かに言語に絶する。
【例文3】ストーカーにつけ回され言語に絶する。

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言語に絶する事件でも、結局は言葉で説明が必要となる

大規模な災害や事件はインパクトのある映像をもって言語に絶すると報じられます。
心情に訴えるにあたり、言葉にならないほどのという表現は使われることが多いですが、結局は言葉以外に正確な表現方法はありません。
表情にしろ仕草にしろ見る側の印象にかなり左右されますし、あっさりスルーされてしまうことすら有り得ます。
言葉や活字などの文章にしてしまえば、それは発信者の主張としてそのままの形で正確に残ります。
悪徳商売などをしている業者などが、ことさら文書を残したがないのはこのためでしょう。
百聞は一見にしかずとも言いますが、それをもって映像だけに頼る報道には何も期待できそうにありません。
災害であれば映像が捉えきれるのは極一部の範囲だけで、全体像を把握するには統計的な資料が必要です。
事件であれば原因から始まり状況の経過と関係機関の対応などの情報が事細かに求められます。
映像はとどのつまり、最初の印象付けに留めるだけの役に徹するべきです。
正確な状況を知るためには、分りやすい文言で速やかに伝えられるべきだと思うのですが昨今の報道にはそれがすこし欠けている様に思えます。
視聴率を取りたいのは理解できますが、繰り返し同じ映像を流し続けるのは手抜き言われてもしようがないでしょう。