欲の皮が突っ張る

【漢字】欲の皮が突っ張る
【読み】よくのかわがつっぱる
【意味】欲深くなる。
【例文1】あれもこれも欲しいと欲の皮が突っ張る。
【例文2】一度賭け事に勝つと欲の皮が突っ張る。
【例文3】ギャンブルに手を出すと欲の皮が突っ張る。

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賭け事は欲の皮が突っ張る瞬間、敗北が決定する

賭け事は基本的に胴元が儲かるシステム上で遊ぶことになるので、引き際を誤れば簡単に負けてしまいます。
最初から最後まで右肩下がりに負け続けるのは論外ですが、途中である程度の勝ちを拾ってもさらに勝とうする人は多いです。
何とも救いがたい強欲、冷静さを欠いたギャンブラーなどよいカモなのですが、店からすれば際限なく金を運んでくる上客でしょう。
依存症の方々は、パチンコ店の店員が毎度笑顔で迎えてくれることの意味をいい加減に察して欲しいものです。
あとから後悔しても後の祭り、またの御来店を心よりお待ちします、お帰りはあちらです。
すべてが終わった後で振り返れば、勝つにしろ負けるにしろ分岐点での判断が勝負事の全てです。
そろそろ勝てるはずと無意味な投資をし、勝てば勝ったでさらに勝つために負けるまで続けることの何と愚かなことか。
ある程度の勝ちを得たところで引き際を察知し、勝ち分を溶かすことなく家路に着くのがベストですが、まあ無理な話です。
現実問題として先を見通す能力でも持たない限り不可能なことなので、多かれ少なかれ勝ち分を減らす人が大半でしょう。
引き際を心得ていない人は、限界いっぱいに破滅的な不幸を呼び寄せてしまいます。
欲の皮が突っ張ると大抵がろくでもない結果を招きますが、勝負事の最中にそれを自覚することは難しいということです。