飼い犬に手を噛まれる

【漢字】飼い犬に手を噛まれる
【読み】かいいぬにてをかまれる
【意味】普段からかわいがって面倒をみてきた者から裏切られる。
【例文1】会社のお金を社員に横領されていた。まさに飼い犬に手を噛まれた。
【例文2】面倒見てきた部下があっさりヘッドハンティングされて辞めた。飼い犬に手を噛まれたとはこのことだ。
【例文3】保証人に逃げられて飼い犬に手を噛まれる。

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飼い犬に手を噛まれるような経験はしたくないものですね

犬というのは猫に比べて飼い主の言うことを良く守り、従順なペットとしてとても飼いやすいイメージがありますよね。赤の他人にはよく吠えたり噛み付いたりするような犬でも、飼い主には大人しくしおらしい態度を取るというのも犬ならではだと思います。
そんな犬ですが、毎日かわいがって手をかけた相手に対して従順な態度を取るといわれていますので、飼い主だけの言うことを聞いたり、飼い主にだけ態度が違うというのもよく理解できるところですね。

「飼い犬に手を噛まれる」というのは、文字通り飼っている犬に手を噛まれるという意味ではなくて、犬のように毎日世話をして気にかけていた部下や相手に対して、その恩をあだで返されるような態度を取られることを意味します。
いつも世話していた部下があなたの出世の足を引っ張ったり、あなたの不利になるような事をして裏切ったりするような行為はまさに「飼い犬に手を噛まれる」という事になるわけです。

そんなふうな態度を取られてしまうと、その先どのようにして部下を育てたら良いのかわからなくなってしまいますね。
1つだけわかる事といえば、自分が思っていたよりも相手はあなたに恩義を感じていなかった、という事ですから必要以上の期待は極力せずに、自分の信念を信じて貫くしかないといったところでしょうか。