日進月歩

【漢字】日進月歩
【読み】にっしんげっぽ
【意味】常に進化し続けている。
【例文1】現代の医療技術は日進月歩だ。
【例文2】家電用品が日進月歩だ。
【例文3】若者の流行が日進月歩だ。

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日進月歩を感じた漢検

漢字検定は2級までの難易度と準1級からの難易度はまるっきり違います。
子どもの頃から漢字検定を受けており、漢字が得意だった私は2級に合格した時点でなんとなく1級も受けてみたくなり、参考書を手にとりました。
漢字は得意だという自負があったため、高をくくっていた私でしたが、最初に出てきた問題から全く分からず、それどころか1問も理解できる問題が無かったことにショックを受けました。
そのときに、今まで学んできた漢字は全体のほんの一部に過ぎないということを感じました。
自分が井の中の蛙であったことを痛感し、だからこそ知らない漢字をもっと知ってみたいという気持ちが強くなり、漢字検定1級の勉強を始めることにしました。
しかしその勉強は今までの漢字の勉強とは範囲も難易度も桁外れで、まるで宇宙を解明するかのようで気の遠くなるような果てしなさを感じていましいた。
自分なりの勉強法を模索しながら受験しては不合格を繰り返し、いくらやっても合格できない自分は成長していないのではと心が折れそうになるときもありました。
しかしそれでもなんとか勉強を続け、合格する事が出来ました。
試験自体にそこまで手ごたえを感じていたわけでもなかったのですが、知らない間に自分が少しづつ成長していたのだと日進月歩を感じました。

日進月歩って意外と勘違いしやすい四字熟語

日進月歩という四字熟語、一度は耳にしたことがありますよね。しかしこの意味をきちんと把握できているでしょうか。正確な意味は日を重ね月を重ねるごとに進歩をすること、また止まることを知らず急速に進歩することを言います。日進も月歩も進化を遂げる意で重ねて用いることでその意味を強めています。
しかしこの言葉、簡単な意味ながら誤って使用されるケースが稀にあります。それは一歩一歩ゆっくりではあるが着々と進んでいる、という意味です。
進んでいることに意味として違いはありませんが、それがゆっくりとしたものであるならば厳密にいうと日進月歩ではありません。ある程度のスピード感を持って進む事柄に対して使われるのが、本来の形であると思います。
また、漢字も間違えやすいと思います。日新月歩と書いてしまう人もいるからです。ここはきちんと押さえておきたいところですね。反対語に、一進一退があります。この言葉も「一進一退の攻防を繰り広げる」などとよく見かけますね。
基本的にポジティブな意味合いの四字熟語ですから、使う機会も限られずよく認知されているのかも知れないですね。使用上の少しのミスだけ注意して、適切な場面でうまく使ってゆきたいものです。