口が重い

【漢字】口が重い
【読み】くちがおもい
【意味】人前では言いにくいこと。
【例文1】容疑者が徐々に重い口を開き始めた。
【例文2】その話題になると口が重い。
【例文3】不祥事を起こし口が重い。

口が重いをテーマにした記事

口が重いからといって、沈黙を守ることはできません

言い難い事柄を無理を押して言おうとすると、異常なほどに口が重くなるのを感じることがあります。
呼吸することすら難しくなり、喉が締め付けられて最初の一言目すら上手く出てきません。
心どころか体までがしゃべる事を拒否しているかのごとき現象が起きます。
この状態で無理矢理に言葉を紡ぎだそうとしても筋道の立った説明など出来るはずもなく聞き手さらなる不快感を与えることになるでしょう。
相手の不幸を思いやってのことならば、発言内容を前もって吟味して無用に感情を荒立てないよう注意します。
しかし結局は事実を正確に伝えることは定められているので、諦めて無情な伝達役を果たすのも一つの選択肢です。
自分の都合で口が重いだけならば、それは全くの自己保身による我侭な感情なので斟酌する余地がないです。
タイミングを見計らってなどと先延ばしにしても逃れることなど出来るはずも無く、その不実さがさらに相手の怒りを買いかねません。
話を切り出す前に相手に尋ねられ、しどろもどろに言い訳を繰り広げるような無様を晒したら最悪です。
自分から話を切り出すことで、ある程度想定どおりに釈明することが出来る可能性も残されています。
面倒ごとも借金のように利子がつきそうなので、早めに解決してしまうのが得策ですし気が楽になれます。

口が重い人になろう!

口が重い人、今の時代にはそれくらいでちょうど良いのではないかと思います。無口な人、自分からはあまり話そうとしない人のこと口が重いという風にいいますね。私は逆に口が軽い人、必要以上にペラペラと話す、そしてそのどうでも良い話が以上に長い人の方が苦手です。そういう人はどんな話をしていても自分の話にすり替えて、自分の事ばっかりしゃべりますからね。一緒にお話ししていてもこっちのストレスがたまるだけでちっとも楽しくありません。皆さんの周囲にも必ず一人はいるのではないでしょうか?
口が重い人は取っつきにくい印象がありますが、最初人見知りしているだけかもしれません。何かの会話が突破口になって慣れてくると、実はこの人面白い人だったんだと思うこともあります。
そして口が重い人でも軽い人でも言ってはいけないことがあります。それは自分で確かめてもいない根拠のないことを言い広めることです。人はうわさ話やゴシップが大好きですからね。その話しが刺激的でびっくりするような話ならなおさら、面白おかしく人に伝えたくなります。
私は先日ある先生のうわさ話を聞いたのですが人に話しませんでした。「流言は知者に止まる」その日の日めくりカレンダーにはそう書いてありました。これからは口を重くして流言ストッパーになろうと思います。