盗人にも三分の理

【漢字】盗人にも三分の理
【読み】ぬすびとにさんぶのり
【意味】悪事を働いた盗人にでも理由があるもので、その気になれば、もっともらしい理屈はつけられるもの。
【例文1】訪問販売の営業マンの言う事は盗人に三分の理にしか聞こえない。
【例文2】盗人にも三分の理で彼女が結婚詐欺師だとは気付かなかった。
【例文3】盗人にも三分の理では通用しない。

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盗人にも三分の理で、弁護士をつけて減刑を求める犯罪者

本当の意味で反省しているならば、罪状に対して下された罰を素直に受け入れるべきでしょう。
弁護士の指導の下に反省文を書き、被害者に謝罪し、罪を犯したことを悔いている姿勢をとるなど量刑の判断材料にするべきではありません。
そもそも盗人の屁理屈など聞くに堪えないものです。
「店の商品販売価格は、予め盗まれた損失分も計上した上で設定されている。だから俺が盗んでも店の利益は計算どおりのはずだ」
「もともと所有していたのは私の国だ。だから私が取り返して本国に持ち帰るのは正しい行いだ」
「食い物を買う金が無い。あなたは私に飢え死にしろと言うのか」
などなど、枚挙に暇がありません。
自分の主張が正しいと思うのならば正々堂々と行えるはずですが、犯行は人目をはばかってコソコソと行われます。
既に自分が悪事を働いていることを自覚している証左なのですが、犯行後に居直るあたりは行き当たりばったりの人生を歩んできたからなのでしょうか。
社会の秩序を守るために制定された法律に真っ向喧嘩を売るような輩の馬鹿げた屁理屈など議論する余地もありません。
罪状が明確ならば、私情をはさむことなく断罪するべきです。
特に政治家が犯罪を犯した場合などは、社会において担う責務や悪影響を鑑みて罪一等重くすべきなのに逆に軽減されています。
いわく、これまでの社会貢献、すでに社会的制裁を受けた、などが標準的に用いられます。
古い時代には政治犯が権力者により重く罰せられる事例もありましたが今はそのようなことはないでしょう。
政治家が法律を正しく立法し、行政が正しく法律を運用し、司法が法律に従い正確に裁くのが法治国家のはずです。
それとも抜け道だらけのザルのような法律で皆さん満足しているのでしょうか。

「盗人にも三分の理」は確かにある

「盗人にも三分の理」とは悪いことをする人間にもそれなりに理由はある、どんな悪いことでもつけようと思えばそれなりの理由はつけられるという意味です。
同じ盗みを働いたとしても、盗みをはたらくにはそれぞれ三分の理由はあるということですか。
家が貧しくて、空腹に耐えられずに目の前のパンを盗んでしまった、これも三分の理。
いじめにあっていて、いじめてる側からパンを盗んでこないとひどい目に合わせてやると脅された、これも三分の理。
その店が気に入らなくて、嫌がらせのつもりで盗んでやった、これも三分の理
万引きするスリルが楽しくて、つい盗んでしまった、これも三分の理。
生理近くになると万引きの衝動にかられてしまう、これも三分の理
仕事がつらくストレスが溜まっていたからストレス発散にためにぬすんだ、これも三分の理。
動画の閲覧件数を上げたくてインパクトがある動画を撮りたくて盗む様子を映したかった、これも三分の理。
こう考えると、盗人にも三分の理もごもっともです。何か悪いことをしてもその道理が合うか合わないかは別として本人なりの理由はあります。
まあ、その理由の重さは三分であったり、十分であったり、零分であったりするとは思いますが。