竹馬の友

【漢字】竹馬の友
【読み】ちくばのとも
【意味】子どもの頃、竹馬で遊んだ幼なじみをいう。
【例文1】彼女とは30年来の竹馬の友で、今でも月一で会っている。
【例文2】竹馬の友とはずっとこれからも大切な仲間だ。
【例文3】竹馬の友は死ぬまで一緒だ。

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幼馴染みは大事な友達です

竹馬の友という故事があります。
これは、竹馬に乗って遊んでいた頃からの友達ということで、いわゆる幼馴染みの友達のことをいいます。
幼馴染みの友人はどれくらいいるでしょうか。
私の場合、近所に住んでいた友人と幼稚園の時から知っており、40歳になった今でも連絡を取り合っています。
小さい頃から知っていることもあり、お互い何を考えているのかもわかります。だからたまに会うと自然と会話が進み、心地の良い時間を過ごすことができます。
また、途中音信不通になったのですが、同窓会やSNSでたまたま繋がったこともあり、そのような場面に遭遇すると驚きと、嬉しさが溢れます。
最近では竹馬の友のような人を持つ子ども達や大人達がどれくらいいるか、想像し難い社会になりつつあります。
例えば、隣に誰が住んでいるのかがわからないアパート暮らし、マンション暮らしでは子ども達を含めた近所付き合いは無くなるのは当然です。
また地域ぐるみの活動がない、または活動があっても参加しないとなると、コミュニティーの形成が難しくなります。
竹馬の友に話を戻しますが、竹馬の友はライバルでもあります。お互いに切磋琢磨しながら力をつけていけるような友人は必要ですし、未来ある子ども達には竹馬の友ができる環境を作ることが大人の役目であると思います。

竹馬の友は「たけうま」ではない

「竹馬の友」という言葉の意味は、幼い頃からの友達、幼馴染みという意味であるが、竹馬(ちくば)とはなんであるか、私はこれは読み方は違うもののずっと竹馬(たけうま)の事であると思っていた。言葉から想像した風景も竹馬(たけうま)に乗って遊んでいた頃、日本の昔話のような光景を想像していた。だが、実際の竹馬(ちくば)とは先端にたてがみをつけて馬に見立てた竹の棒の事であり、それに跨がって馬に乗った様にして遊ぶ、いわゆるごっこ遊びに用いられたおもちゃである。つまり馬に乗った様に駆け回っていた頃からの友人であるということだ。こういう風に見てみると竹馬(たけうま)より、竹馬(ちくば)のほうが幼い、やんちゃなときから一緒であるというイメージを持つことができる。
実は私は竹馬(ちくば)が竹馬(たけうま)であるということを知ったのは20代になってからだった。文学を専攻する友人との世間話のなかで竹馬の友の事を竹馬(たけうま)で遊んだなかであると行ったときの友人の大爆笑は今でもよく覚えているくらいには恥ずかしかった。今思えばその時にきちんと意味を聞いておいて良かったと思う。その時には友人一人に対して恥をかいただけですんだが、これが社会人になってからの間違いであったなら恥ずかしいだけではすまなかったなと今では思う。