絵に描いた餅

【漢字】絵に描いた餅
【読み】えにかいたもち
【意味】どんなに上手に描かれた餅でも、しょせん絵にすぎない。本物でなければ意味が無い。
【例文1】贋作は絵に描いた餅だ。
【例文2】どんなによくできた品でも所詮コピーブランド品は絵に描いた餅。
【例文3】サギ師は所詮は絵に描いた餅。

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絵に描いた餅のような政治

今の日本の政治における雇用政策を客観的に見ると、まるで絵に描いた餅のようだ、と思います。
特に女性の視点から見ると、その様子はよりはっきりと映し出されます。
男女雇用機会均等法が成立し、女性の社会進出を推進してきた日本。
ただ今でも政治課題として挙げられている中には、ほぼレギュラー化している女性の正規雇用問題や、それに伴う待機児童の減少や少子高齢化などがあります。
女性の正規雇用を増やそうと散々謳っておきながら、日本の女性管理職率は未だにワーストレベルですし、待機児童問題も核家族の影響で子どもを家で見るしかない
母親たちは後を絶ちません。
育児休暇や産休を未だにとれない会社もあります。とったとしても正社員で継続雇用してもらえないケースや、今までのキャリアを無視するような配属にされてしまうなど、
なにかしら問題を抱えている企業が多いのが現実です。
もちろん、会社側の立場からすれば、子どもを産む前と同じ立場で復帰させたり再雇用するのは難しいという現状もあるでしょう。
女性側もすべての条件を飲め、という女性はいないと思います。子ども抱えて以前のように働くのは彼女たち自身も難しく感じるからです。
でもだからといって「働け・産め」のなかなかハードな条件を突き付けられている割には、制度が追い付いていないと感じる昨今なのです。
そろそろ「絵に描いた餅政治」はおしまいにして頂きたいものです。

絵に描いた餅のようなことを言う人は多いですよね

絵に描いた餅という故事の意味は、「実際には何も役に立たないことのたとえ」、もしくは「実現する見込みがないことのたとえ」のことを言います。
この故事ですが、私たちが所属した企業や社会、政治の中において、この故事のような場面に遭遇する場合があります。
例えば、企業の事業計画や構想の内容です。
確かに内容はすごいのですが、実現性を考えた場合に資金繰りやスケジュールといった具体性が全く見えない場合、この計画は絵に描いた餅だと思う場面が多いと思います。
また他の例としては、人物に対してです。
有言実行な人物とうのはなかなかいらっしゃらないのが現実です。一方、夢だけを語り、実際にはその人物の力量では実行性がない方は世の中には多く見受けられます。
このような場面においては、「夢やビジョンはすごくても、所詮あの方が言っておられるのは絵に描いた餅だ」という表現をすることはあるのではないでしょうか。
さらに政治の世界となると、まさに絵に描いた餅のビジョンやマニフェストが多いことに気づかれるのではないでしょうか。
このように、絵に描いた餅という言葉は、役に立たない、実行性がないという、マイナスとして捉える場合で使われます。