金科玉条

【漢字】金科玉条
【読み】きんかぎょくじょう
【意味】従うべき規律や法律。
【例文】会社では従業員には金科玉条で従ってもらう。

金科玉条をテーマにした記事

メッキと石ころ金科玉条

少し前に、ある中学校の校則が話題になりました。
「女子生徒のポニーテール禁止」です。理由は、男子生徒の劣情をそそるためだそうです。
これに対して、賛成の意見は少なかったようです。「それならば○○も興奮するので禁止すべき」と、大喜利のような展開を見せていました。
これを発端に、ブラック校則というものが色々挙げられていました。常識的に考えて納得できないという校則が、世の中にはあるものです。そのひとつが、「女子生徒のブラジャー禁止」でした。
ブラジャーを禁止しているのも、中学校です。理由はポニーテールと同じです。
今回の校則が紛糾したのは、主に二つの原因があります。
一つは、発案者および賛同者が性癖を隠そうともしないことです。説得力のある動機を、用意できなかったのでしょうか。
もう一つは、生徒の人権を踏みにじるかのような規制であることです。
件の禁止は、思春期の男子生徒が、ふとしたはずみで性的衝動を覚えて、トラブルになるのを配慮しているのでしょう。その要因を排除すればよいということに、世間はあきれているのです。女子生徒を性の対象であると印象付け、男子生徒を学業に専念させない誘因と見なしています。
男子生徒は、それほどまでに忍耐がないのでしょうか。また、それほど魅力のある女子生徒なら、彼女たちを守るべき校則はあるのでしょうか。校則がないのなら、身を挺して守ってくれる教員がいるのか、はなはだ疑問です。
校則が問題になるのは、教員が管理しやすい学校経営のためと見られるからです。金科玉条を掲げるのは、一律に清く正しい理想的な生徒を仕立て、問題のない学校を作りたいという望みが透けて見えます。
こころざしは立派なのです。
石ころを積み上げ、メッキされたような校則は、失笑されるのみだとは気付いていないようです。でも、生徒が笑い話として語れる思い出を与えたことは、悪いことではありません。