嵐の前の静けさ

【漢字】嵐の前の静けさ
【読み】あらしのまえのしずけさ
【意味】嵐が起こる前兆のいったん静まりかえった異様な光景をたとえて、揉め事が起きる前の静けさが却って不安な状態をいう。
【例文1】ゴルフ用品の使いすぎがバレたのに何も言ってこないなんて嵐の前の静けさだ。
【例文2】父が大事にしている盆栽を割ってしまった。嵐の前の静けさだ。

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飲食店のバイトにおける嵐の前の静けさの怖さ

「嵐の前の静けさ」という言葉は、何か大きな事件が起きる前の不気味なくらい静かな時のことを表しますが、元々は暴風雨になる前に、一時的に雨や風が収まって静かな状態になることから、このことわざができたと言われています。
私は飲食店でアルバイトをしていた時に、スタッフ間で頻繁にこの言葉を使用していました。
私のアルバイト先は昼間が一番混んでいたんですが、その日はビックリするくらい暇で、全くお客さんが来なかったのです。
今日は絶対早くバイト終わるな~と思っていたその時、車が連なって駐車場に入ってきて、お客さんが怒濤のように押し寄せました。
店内は満席、オーダーを催促するピンポンも鳴り止まない状態でした。
そこまで急に混むなんて予想しなかったために、準備も整っておらず、スタッフはてんやわんや、もう大混乱でした。
ようやく落ち着いた時にはシフトが終わる予定だった時刻を大幅に過ぎていました。
シフトが終わってからスタッフ同士で、「あの静けさはなんだったんだ」と話していましたが、ふと嵐の前の静けさってこういうことだったんだ、と話が終着しました。
その後はなんだか暇な時間があると、その分、一気にお客さんが来るのではないかとソワソワしてしまっていました。