尻馬に乗る

【漢字】尻馬に乗る
【読み】しりうまにのる
【意味】よく考えもせずに相手の調子に合わせる。
【例文1】酒に酔って尻馬に乗る。
【例文2】尻馬に乗って騙される。

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会社の会議は尻馬に乗る話ばかり

会議の時間になると周囲の意見に流されてばかりいて、尻馬に乗るような話になってしまいます。部長や課長の意見に逆らえない社員は、ただ聞くだけなのでいつも尻馬に乗り言いなりです。新鮮な意見が出ないまま会議が終わることもあり、会社としてこれでいいものなのか疑問に思うこともあります。会議は朝から始まり長いときになると、昼休みを挟んで夕方近くまで行われることもあるので、話がダラダラ続いて中身のない会議になってしまいます。誰しも出た杭は打たれたくないもので、尻馬に乗るのが丁度いい感じになっています。会議が夕方近くに終わったときは、そこから仕事が始まるので残業して終わらせることになります。そうなると会社としても赤字になるのではないかと思うので、尻馬に乗るような会議は極力避けるべきなのではないかと思います。昼休みに上司と食事に行っても、尻馬に乗るかのごとく同じ注文を頼むことが多い会社です。上司がカツ丼を頼んだら部下は親子丼や玉子丼などワンランク下の注文をして尻馬に乗っています。自分の意見を言うと出世に影響したり、部署を移動させられるのではないかという恐怖心もあるのでしょうが、言いたいことがいえる会社になれば、もっと業績が上がるような会社になるのかもしれません。

尻馬に乗るとは

「尻馬に乗る」とは、他人の言動に便乗し軽はずみな行動をすることや、人の後に続いて調子に乗り同じことを真似することを言います。
このことわざの由来は、尻馬とは他人が乗っている馬または、前を走っている馬のことを言い、その馬について行くことは人任せにしていて主体性がない行動の表れだということからこのことわざになりました。
使い方としては「理由も知らないのに他の連中の尻馬に乗って僕も彼を責めてしまって後悔している。」「みんなが買うから、高価な物だったけど僕も尻馬に乗って買ってしまった。」などと言った使い方をします。
私の周りにも自分の意見が上手く言えずに、あの人がこう言っていたから自分もこうすると言う人が多いです。日本人は生活の中でも周りに合わせることが多いのでそれが良いことか悪いことかと感じるのは人それぞれです。しかしこのことわざは他人任せで自分の意見がないと言う悪口に聞こえる場合の方が多いですので軽はずみに他人に言わない様にしましょう。
たまには尻馬に乗って人の言動に合わせることも必要だとは思いますがそれが悪いことだと思うのであれば自分の意見もしっかり持って違うものは違うと言えるようになりたいものですね。

尻馬に乗る

私は喫煙者です。今は吸い続けて、30年以上経ちますが、健康の面で後悔しています。最初に吸い始めたのは友達の尻馬に乗ると言ったきっかけです。尻馬に乗ったのは、友達がタバコを吸っていて、お前も吸ってみてと言われたことがきっかけでした。最初はためらいましたが、恐る恐る吸ってみるとこんなまずいものがあるのかといったほどの思い出があります。それから煙草を吸っていてだんだん煙草の味が分かってきました。そして今では1日に1箱ペースで吸っています。最近は煙草も値段が上がってだんだんとおこずかいで買うのもきつくなってきました。そして何よりも今は社会が変わりました。喫煙者はだんだんと肩身の狭い世の中になってきています。でも本当に煙草の恐ろしさは分かっていますが、なかなか辞めることができません。今では後悔しています。あの時、友達の尻馬に乗ることで始めた煙草がこんなにも私の身体を蝕んでくるとは当時は思いませんでした。最近では、煙草を止めるか止めないか迷っています。まだまだ子供も小さいし自分が健康でいないといけないと思っています。煙草のおかげで降圧剤も飲んでいますし、多分肺も蝕まれているかも知れません。本当に煙草はいいところはひとつもありません。