禍福は糾える縄の如し

【漢字】禍福は糾える縄の如し
【読み】かふくはあざなえるなわのごとし
【意味】悪い事と良い事はより合わせた縄のように交互に起こるもの。
【例文1】子育ては大変だったが、成人して楽になった。禍福は糾える縄の如しで幸せ。
【例文2】反抗期で大変だったが、今は可愛い孫達に囲まれ禍福は糾える縄の如しで幸せ。
【例文3】病気が完治して禍福は糾える縄の如し。

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人生は禍福は糾える縄の如し

自分の人生に嫌気がさして「自分は不幸な人生だ」と感じている人もいるかもしれません。しかしそんなことは無いのではありませんか。禍福は糾える縄の如しとも言うように、幸福と不幸は交互にやってくるものだと思います。

もしもあなたが「どうしてあの人はいつも楽しそうで、幸せそうな人生を送っているんだろう」と妬んでいる人がいたとします。ですが本当にその人は、幸せだけを享受している人生を歩んでいるのでしょうか。自分の知らないところでは、予想だにしない不幸に見舞われている可能性だってあります。ひょっとするとその人は、過去にとんでもない事件に巻き込まれたことがあるかもしれませんし、これからそういった事件に見舞われる可能性だって、無きにしも非ずではないでしょうか。

親しい友人同士なら、お互いに悩みを相談したりしていて、お互いの幸福も不幸も知っているでしょう。けれど少しだけ距離感の遠い友人ですと、お互いの悩みを聞いたりなどはしないので、相手の不幸な面は知らず、幸福な面ばかりが目についてしまうかもしれません。それに人によっては、わざわざ自分の不幸を打ち明けない人もいます。幸せそうな人生を送っている人であっても、きっとどこかで大変な目に遭っているはずです。幸せそうな人を妬んだり、自分は不幸だと嘆くよりも「みんなに幸せなことも大変なこともある」と考えた方が、気も楽になるように思えます。