天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず

【漢字】天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず
【読み】てんはひとのうえにひとをつくらず、ひとのしたにひとをつくらず
【意味】福沢諭吉の『学問のすすめ』の冒頭にある有名な言葉。家柄・職業・社会的地位の差別があってはならない。
【例文】天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずと偉大なる者が言っても差別はなくならない。

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「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」の本意を解釈

これは、福沢諭吉の言葉として有名です。
しかし、この言葉は誤解されていると、最近になって言われてきました。
「人は天の下、つまりこの世では皆、平等である」
と、元々はそんな意味として広まっています。
でも、ちょっと長く生きていると
「いや、この世は不平等にあふれている」
ということが身に染みてきますね。
福沢諭吉だって、きっとそれを感じていたのでしょう。
なので、この「天は人の上に人を造らず、人の上に下に人を造らず」という一文は
天は平等を造るが、天ではない人が不平等を造る。
なので「不平等を造る人になるな」
と、そういう意味を込めて発信されたものではないかと思うのです。
そこで、不平等はどうして生まれるのかを学べと説いていたのではないでしょうか。
不平等は、ささいな知識不足が原因で発生しがちなのです。
しかし、きちんとした知識があり、それを実行すれば不平等は解消が可能になります。
けれど現実には、こんな文明が発達して知識人が増えても、貧富の差は極端になるばかりです。
そこでもう一度、偉い人にも、福沢諭吉の言ったこの言葉の意味をしっかり理解して欲しいと思います。
そして、不平等を造っている人は自分ではないか、と想像して欲しいと思う私なのでした。