目をつぶる

【漢字】目をつぶる
【読み】めをつぶる
【意味】好ましくない言動に見なかったふりをしてやる。
【例文1】今回のミスは目をつぶる。
【例文2】初犯なので今回は目をつぶる。
【例文3】内部の不祥事に目をつぶる。

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目をつぶって温かく見守る

「目をつぶる」と「大目に見る」とは意味が似ているような気がします。
どちらもあまり好ましくないことに対して、容認しているようなところがあります。

私は今まで自分が正しいと思わない行動や言動を、誰かがやっていると、それが気になってしまうことがありました。
良かれと思って本人に伝えたこともありました。

しかし、良く考えてみると、それを私が相手に助言したところで、それが直るとは限りません。
中には生まれつきの場合もあり、そうなると本人はそれが当り前だと思ってやっていることも多いことに気が付きました。

最近、障害の数が増えてきたように思います。
それだけいろいろな障害が問題になってきているのかもしれません。

しかし、その線引きはどこまでなのかが曖昧なところもあります。
普通の定義は現代社会だけに通用するものなのかもしれません。

この先、時代が変わるにつれて、今ある障害の定義も変わっていくのだと思います。
もし、今障害と思われている症状の人たちが過半数を超えたら、それはもう障害とは言えなくなるのではないかと思います。

そう捉えると、他の人が自分とは違うのが当たり前であって、それに関してはやはり目をつぶり、大目に見るしかないのではないかと思っています。

目をつぶるという言葉の解釈の違いについて

目をつぶるという言葉において、人はそれぞれ異なった意味に捉えます。一つは、瞼を閉じて眠るといった行動においての事で、もう一つは、その人の持っている欠点や過失を見ないふりをしてとがめたしりしないということ、つまり知らないふりをするという意味です。この言葉だけではなく、他にも言えることですが、同じ言葉なのに違う意味を持っていたりすることは多々あります。そして、私はこの言葉で勘違いをしたことがあります。最近のことなのですが、私と母とで夕飯の準備をしていた時に、料理が出来上がりそうになったので、隠し味を入れるという話になりました。母に、目をつぶっていてねと言われたので、私はてっきり今から入れる材料のことを他の家族に言わないでねという意味でとらえていたのですが、そうではなく、隠し味になる調味料をみないで欲しいという意味で言ったようなのです。どうして見ているのと言われたので、母と私の言葉の解釈のずれだったのだなと気が付きました。どうしても驚かせたかったようなのですが、私は結局材料を見てしまったので、母は少し残念そうにしていたのを覚えています。この出来事のように、言葉一つで私たちの感覚や行動全てが違ってくるので、面白い体験をしたなと思いました。