肝(胆)を冷やす

【漢字】肝(胆)を冷やす
【読み】きもをひやす
【意味】危ない目に遭って、ぞっとする。
【例文】振り込め詐欺に引っかかりそうになって肝を冷やした。

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肝(胆)を冷やすとは

とんでもない失敗をしそうになった時、お腹の下辺りが締め付けられた様になるのでそんな様子を「肝(胆)を冷やす」と言います。例えば「奥さんの大事にしている花瓶を割りそうになり、思わず肝(胆)を冷やした」や「大事なお金を失くしたと勘違いをし、肝(胆)を冷やした」と思わぬ窮地に遭遇した時に、出て来る表現です。古来、人の心はお腹にあるとされて来ました。その心が危険と感じると胸の辺りからスーッと何かが下がる感覚があり、危険が去るまでその感覚がなくなる事はありません。そしてその窮地が去った後に下がった物が上がる感覚が、そう思えるのだと思います。大概の場合、予期せぬアクシデントに見舞われて、気が動転して良い考えが浮かばないまま、窮地が勝手に去って行くと、ホッとしてしまうが素直に喜べない感じが殘ります。特に人間関係で思わぬトラブルが発生したら、肝(胆)を冷やす所か潰れそうに感じます。冷やすというのは、ある意味まだ危険から回避出来る余地が残っているからであり、どうにもならない場合は肝(胆)を冷やすなどでは済まないのです。この程度で済んだとは言い難い状況ではあるにせよ、冷ッとした位のトラブルがそうであり、先に述べた失くしたと思ったお金も出て来る事で肝(胆)を冷やすで終われるのであり、本当に失くしたらそれ所の騒ぎではなくなります。