蟹の横ばい

【漢字】蟹の横ばい
【読み】かにのよこばい
【意味】他人には不自由に見えても当人には適している。
【例文1】鍛えるため10階まで毎日階段で上り下りするのは蟹の横ばいだ。
【例文2】3時間の通勤時間は蟹の横ばいだ。

蟹の横ばいをテーマにした記事

人はみな蟹の横ばいに見える

蟹の横ばいとは他人から見ると不自由そうだなと思うことが本人にはそれが最善であることです。
人の感覚は人それそれですから、蟹の横ばいに見えることは多々あるでしょう。
他人の仕事のやり方と比べて「なんだかやりにくそうだな」と感じてちょっと気にかかるので一応「私はこうするよ」と言ってはみますが、そこは従うか自分のペースでやり通すかは相手のやり方次第なので、強制はしません。

私の住んでいるマンションは11階建てです。もちろんエレベーターはあります。5階に住んでいますが、7階の住人さんは毎日階段を利用しています。私よりも年上の50代くらいのおばさんです。きつくないのか訪ねたところ、この年になって運動を全くしないので、健康のためにせめて階段の上り降りだけでもしようと思ったからだと言っていました。なるほどと思いましたが、私にはできそうにありません。

しかし、私もその年齢に近づくとそう思うのだろうなとは思いました。
車通勤が当たり前になっていて、車の免許を持たず、週6日会社へ来るのに10分、徒歩で15分かけて買い物に出かける人でさえ、つらッと思いながら蟹の横ばいで見ています。

その人にとってはぴったり、それが蟹の横ばい

最近、友達の生き方に嫉妬をしている。その友達とはとある事情で同じ仕事の同僚になっているのではあるけど。
その仕事の作業の一つに台車を運ぶ仕事があります。台車の中には使用済みのシーツを倉庫に運んで保管、後日業者にクリーニングしてもらいます。
友達は台車を運ぶのは人生で初めてらしく、本来の運び方とはなんか異なりとにかくぎこちなく運んでいます。その運び方だと普通の人とは異なり、はたから見てると人(病院内なのでたまに患者、スタッフが通行している)にぶつかるのでは・・とハラハラして見ています。
「その運び方、直した方がいいよ」っと度々アドバイスしているのですが・・いった最初は直して運んでいますが直ぐにもとのぎこちない運び方に戻ってしまいます。
その様子は蟹に真っ直ぐ歩かせようとして最初は真っ直ぐ歩いていますが、次第に横ばいに歩いてしまう。そんな感覚です。
蟹の横ばいとは、はたから見ると明らかに違和感がある行動と思っても本人にとってはそれが正しいという意味です。
私の友達は他の行動にも周りには理解されないのでは?的な行動をしていますが、本人にとってはそれがそれで上手く人生を乗り切っているのでそれはそれで羨ましいと思っています。