耳を揃える

【漢字】耳を揃える
【読み】みみをそろえる
【意味】必要な金額を全額返すこと。
【例文】お金を借りていた親戚から全額耳を揃えて返してほしいと催促された。

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「耳を揃える」の「耳」って何?ヒントはパンの耳

「耳を揃える」という言葉を子どもの頃に初めて耳にした時、その意味がわかりませんでした。
確か、テレビドラマで、借金の取り立てをしているいかにも悪そうな人が、お金を借りている人に対して、「今日中に耳を揃えて返してもらおうか」というようにすごんで見せるシーンだったと思います。
「貸した金を返せ」と要求しているということは、子どもにも理解できますが、しかし、なんで「耳を揃えて」なのかがわかりません。
いっしょにテレビを見ていた親に「なんで、耳を揃えるの?」と聞いたものの、親もわからず「昔からそういうんだ」との答え。それきり、自分で調べることもしないで、わからないままにしてしまいました。
その意味を知ったのは、かなり大きくなってからだったと思います。自分で調べて分かったのです。
「耳」というのは、もともと大判や小判の縁(へり)のこと。人間の耳は顔の縁のところについているため、平面的なものの縁の部分のことを「耳」と呼ぶようになったのだと言います。
「なるほど」と思ったのは、「パンの耳」。食パンの焼いた部分、あの縁の所を「パンの耳」と呼びます。そのことを、誰も「おかしい」とは思わないでしょう。それくらい当たり前になっているわけですが、あれも「パンの縁の部分」だから「耳」と称するわけですね。
なお、紙の縁のことも「耳」と言いますが、「耳を揃える」という言葉は、紙幣ができる以前から存在したので、「大判、小判の縁」と解釈するのが正しいようです。