天知る地知る我知る人知る

【漢字】天知る地知る我知る人知る
【読み】てんしるちしるわれしるひとしる
【意味】どこかで誰かが見ているもので悪事はいつか暴かれる。
【例文】天知る地知る我知る人知ると言って、今は街中防犯カメラがあるので悪いことはできない。

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「天知る地知る我知る人知る」のポイントは「我知る」

新卒で入社した会社の上司から、「仕事、特に対外的な仕事をする時に何よりも大切なのは、ウソ偽りをしないこと」と言われました。そして、「天知る地知る我知る人知る」という言葉を教えてもらったのです。
これは、その上司のいわば座右の銘だそうで、中国の「後漢書」が出典なのだとか。当時の私は「後漢書」と言われても、まったくちんぷんかんぷんでしたが。
何でも、昔の中国で、ある人が賄賂を渡そうとしたところ、その相手から「誰も見ていないと思っていても、天や地の神様は見ている。なにより、私とあなたが見ているではないか」と言われ、拒否されてのだそうです。
そのエピソードから、この言葉が生まれたのだと聞きました。
入社したてだった私には、正直言ってピンときませんでした。「私とあなたは見ているではないか」と言いますが、二人が黙っていれば、賄賂はバレません。また、神様が見ているというのも、信仰心の強い人でなければ、説得力はないでしょう。
しかし、その後、仕事の経験を積んで行くうちに、「確かに、天知る地知る我知る人知る。悪いことやウソ偽りは必ずバレるものだから、正直が一番」と思うようになったのです。
私はこの言葉のポイントは「我知る」だと考えています。誰も見ていなくても自分は見て知っている。だから、自分にウソをつかないように生きなければならない、そう考えているのです。