天知る地知る我知る人知る

【漢字】天知る地知る我知る人知る
【読み】てんしるちしるわれしるひとしる
【意味】どこかで誰かが見ているもので悪事はいつか暴かれる。
【例文1】天知る地知る我知る人知ると言って、今は街中防犯カメラがあるので悪い事はできない。
【例文2】天知る地知る我知る人知る言葉通り不祥事が公になる。

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「天知る地知る我知る人知る」のポイントは「我知る」

新卒で入社した会社の上司から、「仕事、特に対外的な仕事をする時に何よりも大切なのは、ウソ偽りをしないこと」と言われました。そして、「天知る地知る我知る人知る」という言葉を教えてもらったのです。
これは、その上司のいわば座右の銘だそうで、中国の「後漢書」が出典なのだとか。当時の私は「後漢書」と言われても、まったくちんぷんかんぷんでした。
何でも、昔の中国で、ある人が賄賂を渡そうとしたところ、その相手から「誰も見ていないと思っていても、天や地の神様は見ている。なにより、私とあなたが見ているではないか」と言われ、拒否されてのだそうです。
そのエピソードから、この言葉が生まれたのだと聞きました。
入社したてだった私には、正直言ってピンときませんでした。「私とあなたは見ているではないか」と言いますが、二人が黙っていれば、賄賂はバレません。また、神様が見ているというのも、信仰心の強い人でなければ、説得力はないでしょう。
しかし、その後、仕事の経験を積んで行くうちに、「確かに、天知る地知る我知る人知る。悪いことやウソ偽りは必ずバレるものだから、正直が一番」と思うようになったのです。
私はこの言葉のポイントは「我知る」だと考えています。誰も見ていなくても自分は見て知っている。だから、自分にウソをつかないように生きなければならない、そう考えているのです。

何事も天知る地知る我知る人知る

これは小学生だって理解していることでしょう。簡単なことではありますが『悪いことはしない方が良い』と思います。

人というのは悪いことをしたとき、わざわざそれを他人に言いふらしたりはしないでしょう。だから自分がした悪いことは、大抵隠そうとしますよね。ですがそれは天知る地知る我知る人知るといったように、隠し事はいつか誰かに露見するものです。どんなに隠し事をしていたとしても、どこかで誰かが見ていたりしますし、誰かに告げ口をされたりするものです。

たとえば何十年も前の事件の犯人であっても、ときには逮捕されたりすることがありますよね。きっとその犯人は、自分が犯人だとバレないように、必死に隠しながら生きていたはずです。それでも警察の何十年にも渡る捜査の結果、犯人が捕まることもあるのです。何十年も前のことであっても、地道な聞き込み調査やDNA鑑定などで、犯人に辿り着くことがあるのです。つまりどんなに隠し事をしていても、いつかは誰かに露見すると言えます。

天知る地知る我知る人知るとはいったもので、隠し事をいつまでも隠すことはできません。特に最近ではSNSも発展したため、自分が何かすれば、他人がすぐにそれをSNSに書き込み、自分がやったことはすぐに周囲の人にバレてしまうでしょう。悪いことはしないように気を付けないといけませんね。