コロンブスの卵

【漢字】コロンブスの卵
【読み】ころんぶすのたまご
【意味】コロンブスがアメリカ大陸を発見した時、人々から船に乗ってれば誰にでもできると言われ、ならばこのゆで卵を立ててみよと言ったが、誰もできなかった。するとコロンブスは卵の底を割って立たせた逸話から、簡単に見えても一番最初に成し遂げるのは難しいという教え。
【例文1】他人のを真似ただけではコロンブスの卵とは言えない。
【例文2】この事業計画はコロンブスの卵だ。
【例文3】コロンブスの卵を成し遂げる。

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現在のコロンブスの卵 

今では当たり前のように走っているハイブリッド車が初めて登場したときに、「走りながら充電したって、充電の分エネルギーを余計に使っているのだから、燃費が良くなるなんてあり得ない」と思ったものです。中途半端な「エネルギー保存の法則」なんてことを知っていたために、前途のように思ったのです。もちろん、間違ってはいません。走りながら充電モーターを回して電気エネルギーを作り出してもその分余計にガソリンが消費されます。ではどうしてハイブリッド車だと燃費が良くなるかと言えば、エネルギーを捨てているときに充電しその電気を走行時に使うから、結果として燃費が向上するのです。エネルギーを捨てているときはどう言うときかと言えば、ブレーキをかけて減速しているときです。このとき、発電モーターを回してやれば、ブレーキをかけるエネルギーも少なくて済む上に、捨ててるエネルギーを使って発電しているのですから、余計なエネルギーを使うこともありません。言われてみれば当たり前で簡単なことですけど、最初にこれを思いついて実行してしまう人ってすごいなって思います。そしてこの仕組みはガソリン車だけでなく、電気自動車や燃料電池車にも使われています。そう言う意味で、このハイブリッド車の仕組みは現在のコロンブスの卵だと言えるのではないでしょうか。

コロンブスの卵のごとく最初に考えた人はすごい

コロンブスの卵は結果を見れば誰でもわかりますが、最初にやるのはいかに大変かということです。ゲームなんかを見てもコロンブスの卵のような発想があって人気が出ると、その後はまるでコピーしたかのような似たような作品が次々出てくることがあります。テトリスは一世を風靡しましたが、最初に考えた人はコロンブスの卵だと思います。その後似たようなゲームがたくさん出てきました。カードバトルのゲームも似たようなもので、最初に登場したのはどのカードバトルかわかりませんが、考えた人はコロンブスの卵のように苦労して考えたのだと思います。ですから原型となるゲームは面白くて奥が深いのだと思います。日常生活においては大人より子供の方が頭が柔らかいので、コロンブスの卵のような柔軟な発想を出すこともあります。後からならなんとでもいえますが、最初にそれを見つける人はすごいと思います。これからの時代どのようなコロンブスの卵が出てくるのかわかりませんが、もしかするとAIが突拍子もないことを考えるかもしれません。AI同士で独自の言語を使って話始めているのを見ると、人間が考える領域を遥かに超越しているように思えます。AIが考えたことのほとんどがコロンブスの卵のような感じになる時代がすぐそこまで来ているのかもしれません。

コロンブスの卵から考えたこと

「コロンブスの卵」という言葉の意味を私は恥ずかしながらつい最近知りました。
今まではコロンブスのような偉大な人になり得る可能性を秘めた、期待値の高い人物を表す言葉だと思っていたのです。
自分の無知さに悲しくなり、改めてこの言葉の意味について調べてみました。
「コロンブスの卵」という言葉は誰でもできるような簡単なことでもそれを実現するのは難しいということわざです

由来としては、大陸を見つけるなんて誰でもできることだ、と功績をバカにされたコロンブスが、「ではこの卵をテーブルに立ててみせよ」と言った所誰もできず、それに対してコロンブスが卵の尻をコツンと割って立ててみせた、という逸話から生まれたと言われています。
私は社会人になって5年経ちますが、このことわざを痛感しています。
どうして今まで思い付かなかったんだろう、と思うことを先に越されてしまった時はとても悔しいですし、この才能がある人は必ず出世すると思います。
今はアイディアさえもビジネスになってしまう世の中なので、こういった発想力は強力な武器になると思います。
周りを見ていると、きっと持って生まれたものもあるのでしょうが、この力を身につける秘訣が知りたいなぁと切に思います。