品行方正

【漢字】品行方正
【読み】ひんこうほうせい
【意味】心や行いが正しく道徳的に立派で模範になる。
【例文1】彼女の品行方正な振舞いを見習う。
【例文2】親の品行方正を見てきた。 
【例文3】品行方正を心掛ける。

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品行方正な姿勢で

人の印象というのは、中身よりも外見の方がかなり重要になります。身なりがみっともない人より、清潔感のある人の方が好印象を持たれやすいということですね。だからといって中身を疎かにしてはいけません。品行方正な姿勢をとることだって大事です。むしろいくら清潔感がある人であっても、中身が非道な人であれば、徐々に他者が離れていくでしょう。

いくら外面だけ取り繕うとしても、人の中身というのは些細なところで出てきます。たとえば挨拶の仕方にしてもそうですし、目の前で転んだ人に手を差し伸べるかどうかなどでも、その人がどういう人柄であるかが分かってきます。だからこそ中身も大事である必要がある、と言えるのです。それに芸能人などで、見た目が気持ち悪いと言われているタレントさんであっても、番組のスタッフさんからは「中身がとても紳士だったので、また仕事をしたい」と言われる人だっています。こうしたことからも、人にとって見た目は大事ですが、中身だって重要であると結び付けられるでしょう。

日頃から自分の行いを正すように気をつけていれば、いつしか品行方正な人間になれるように思えます。そうすればいつしか、たとえ見た目に自信がない人であっても、他者から自然と良い印象を持たれるようになるのではないでしょうか。

品行方正な生き方を目指して

品行方正の意味を辞書で調べると、行いや振る舞いが立派な様とあります。「品行」とは行いや振る舞い、「方正」とは正しくきちんとしているという意味だと言われています。思わず座右の銘にでもしたくなる言葉です。しかし、「私は品行方正をモットーにしていきたいと思います」などと軽く口に出して言えそうな言葉でもありません。人に対して礼儀正しくするという意味にも解釈できそうですが、品行方正はもっと深く生き方そのものを表しているためです。辞書の定義通り、常に立派で正しい行いができるかと問われ即座に「はい」と言える人のほうが少ないと思います。完璧な人間はいません。また完璧じゃないから人間らしくて良いのです。しかし、だからこそ日頃から意識して「品行方正」な生き方を目指さなければいけないのだとも思います。自分自身も、品行方正な生き方をしたいと思いますが、どこか仰々しい響きが否めません。そこで「品良く正しく生きる」と噛み砕いて解釈してみようと思いました。もっと噛み砕いて「嘘をつかない」でもいいかもしれません。口に出して言えなくとも「品行方正」という言葉を常に心に留めておけば、何かしら自分の行いや振る舞いに変化が生じてくるのではないかと思います。