ごまめの歯軋り

【漢字】ごまめの歯軋り
【読み】ごまめのはぎしり
【意味】実力のない者がやたらと悔しがってもどうにもならない。
【例文1】相手チームが格段に強くてごまめの歯軋りだ。
【例文2】経験年数が違いすぎてごまめの歯軋りだ。
【例文3】努力もしないでごまめの歯軋りだ。

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恥ずかしい、ごまめの歯軋り 

大学に入学する前に行っていた予備校での出来事です。ごく普通の成績の年下の女の子で、他の子にどうしても負けたくないと思ってしまう、と話してきた子がいました。相談に乗ってみると、自分が他の人と成績を比べてしまって、勝てないとイライラしてしまい、それがまた自己嫌悪になっているというのです。
私に対しては「年上の方なら別に気にならないのですけど」と言っていたくせに、私よりももっと上の友人の名前を出して、「あの人も入ってきたばかりなのに、段々クラスが上がってきて…悔しいって思っちゃうんですよねえ」と悪口を言っていました。その友人は私も仲良くしていた子なのですが、確かにクラスのレベルが上がるのは早かったです。でも、それを学力が下の子がごまめの歯軋りのようなことをしてもしょうがないんじゃないかと思ってしまいました。
私の成績も聞かれそうになったので、そのときはうまくごまかして逃げました。悪口を言われた友人からあとになって聞いたのですが、悪口を言った子が好きな先生がおり、その先生の授業に友人も出席したところ、取られたと思ったのかすごく睨まれてしまったと話していました。ここでも何か悔しいと思ってしまったんでしょうか。