勝って兜の緒を締めよ

【漢字】勝って兜の緒を締めよ
【読み】かってかぶとのおをしめよ
【意味】戦に勝って兜を取ったあとも、いつ襲われるとも限らない。勝ったからといって油断はするなという戒め。
【例文1】前半戦はリードしているが、後半戦も勝って兜の緒を締めよ。
【例文2】勝って兜の緒を締めよと気合を入れ直す。
【例文3】2点差くらいでは勝って兜の緒を締めよ。

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勝って兜の緒を締めよと助言をくれた上司に感謝

前職で、すごく大きな契約を取れたことがあります。しかも最初からすごく順調に話が進んでいて、まさにみんなノリノリで仕事をしていたんです。そして、契約が決まった時点でみんなで飲みに行こうという話になったのですが、まだ契約書を交わしたわけではないので勝って兜の緒を締めよと進言してくれた上司がいました。一部の人は喜びムードに水をさされてしまったと怒る人もいたのですが、この時自分はすごく怖いなと思ったんです。
どんなに大きな契約が取れたからといって、正直最後までは本当に気が抜けないはずです。しかし、その金額の大きさから逆に感覚が麻痺してしまっていました。そこに勝って兜の緒を締めよとしっかり言ってくれた上司がいて、ようやく気付くことが出来たわけです。この時、本当に自分を恥じました。

その後は、一転して空気も変わり本当の意味でみんなまとまったと思います。改めて契約書を交わした後、仕事が終わるその日までは気を抜かずに過ごしました。そして、終わり次の仕事が決まった後にようやくお祝いとなりました。この時のことが、今の自分にもすごく影響しています。
仕事が終わりそう、進みそうになるとちょっと調子に乗ってしまいがちですが、勝って兜の緒を締めよという言葉を大切に頑張ろうと思います。