一望千里

【漢字】一望千里
【読み】いちぼうせんり
【意味】遠くまで見渡すことができること。
【例文】一望千里のオーシャンビューのホテルに泊まる。

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私が味わった一望千里

一望千里とは山登りをする私にとっては、頂上に立った時の何とも言えない達成感と共に素晴らしい景色を見渡す事を意味する言葉です。また頂上に立たないまでも山から山への縦走の時にも一望千里を味わうこともあります。私が経験した一望千里を下記に紹介していきたいと思います。

一つ目は九州のくじゅうに初めて行ったときのことです。牧ノ戸峠からきついコンクリートの道、手すりのついた木造階段を上りあがって阿蘇山方面がよく見える場所にたどり着きました。そしてそこには、まるで海に浮かぶように阿蘇五岳が雲の上に浮かんでいました。思わず周りの登山客からも感嘆の声が上がっていました。私も興奮して動画を携帯で家族に送ってしまったほどです。それほど素晴らしい一望千里でした。
2つ目は霧島の韓国岳に登った時のことです。その日は天気が悪く、登山口から韓国岳頂上までガスに覆われ、頂上にたどり着いた時には全く何も見えず強風も吹いていて最悪のコンディションでした。15分ほど経って手も凍え、顔もこわ張り始めたので下山を開始したときのことです。いきなり強い風が白いガスを一気に消し去ってくれました。目の前には碧い神秘的な色をした大浪池が現れ、その美しさに思わず息を飲みました。そしてすぐに頂上へ引き返すと東方向に噴煙を上げる新燃岳、鋭い三角形の高千穂の峰を見ることができました。そして頂上の縁からは韓国岳の深くて巨大なクレータを望むことができました。まさに神様がくれた一望千里のように思えた瞬間でした。
3つ目は傾山から見えた風景です。1日目は祖母山頂上付近でキャンプ、2日目はそのまま縦走して傾山手前の九折越でのキャンプと累計16時間ほど歩いてようやく3日目の朝6時半ころ傾山の頂上に到着しました。そこから見えた風景は祖母山から傾山までの自分が歩いた道を、朝日が赤く照らし出す姿でした。黒から淡い紫色へと変わっていく空とその赤い稜線の景色がこの世と思えない美しさでした。そして短い時間でしたが、自分が歩いてきた道をそれこそ一望千里で感慨深く味わいました。本当に最高の思い出となった出来事です。