玉に瑕

【漢字】玉に瑕
【読み】たまにきず
【意味】ほとんど完璧なのにわずかの欠点があること。
【例文1】良妻賢母だが、怒ると非常に怖い所が玉に瑕なんだよな。
【例文2】住まいは良いが、交通量の多さが玉に瑕だ。

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玉に瑕なこと

玉に瑕とは完璧な仕上がりだが、わずかながらの欠点があることです。
瑕ってこう書くのですね。傷だと思っていました。
わたしの住んでいる街は保育園・小学校・中学校が歩いて7分です。保育園は歩いて4分です。
マンモス学校といわれる小学校・中学校はベランダからと非常階段側に立てば校庭が見えます。子どもたちの元気に遊ぶ様子をよく見ていました。子どもたちが通学していく様子も毎日見られたし、目の前にスーパーもあります。郵便局もありますので、本当に便利な街に引っ越してきてよかったとつくづく思います。
ただ最近わが子が卒業して社会に出て思うことは子どもたちが校庭で遊ぶ声がやたらとうるさく感じることです。通学時もワイワイおしゃべりしながら行っているものですから、通学路に面した部屋に寝ている私は敏感なので目が覚めてしまします。平日休みがある息子が起きやしないか気を使っています。窓は絶対に開けません。あんなに完璧な住まい環境だと思っていたことがマンモス校ゆえに騒音が玉に瑕です。

玉に瑕なお人柄

「恨めしいなんて流行遅れ どんなことでも楽しくしちゃう ちょっとイタズラ玉に瑕だね だけど美形で玉の輿かな」と歌う、アニメ「オバケのQ太郎」の歌をご存知だろうか。歌の題名は『大人になんかならないよ』である。

私は子どもの頃にこの歌で「玉に瑕」という言葉を知った。玉に瑕とはほとんど完全に近いのにわずかに欠点があることだ。

例えばレストランに玉に瑕があるのは、困る。せっかく美味しいのにねぇ…などとなっては2回目からは食べに行かないだろう。不動産物件を見に行って玉に瑕を見つけてしまっても、残念だ。駅から近いし治安も良さそうだし、収納もばっちり、なのに日当たりだけが悪い、とか隣の人がうるさそうだ、とか気づいてしまうとなかったことにするのは難しい。

人ならばどうか。容姿端麗に加えて聡明で秀才、親切で性格も温厚、非の打ち所がない人物をあなたの恋人候補として友人から紹介されたとする。人として完璧だ。でもちょっと怖い。もしかしたらお酒を飲むと人格が変わるのではないだろうか、それともとても返せないような借金があるとか…などと悪い想像を膨らませてしまう。

人だったら少しくらい欠点があった方が付き合いやすい。先ほどの容姿端麗で聡明な人物がちょっと早とちりなところがあって、おっちょこちょいだったりしたら愛嬌がある。意外と字が下手だった、なんていうことでも良い。人に「玉に瑕」があるのは、安心感でもあるのだ。

冒頭でオバケのQ太郎の歌『大人になんかならないよ』を紹介したが小沢健二の歌で『大人になれば』という曲がある。その中で小沢健二はこう歌う「ウッカリして甘いお茶なんて飲んだり カッコつけてピアノなんか聴いてみたり」ウッカリしたりカッコつけたり、とても愛嬌があって微笑ましい。

人の「玉に瑕」は魅力になることもあるのだ。