蛍雪の功

【漢字】蛍雪の功
【読み】けいせつのこう
【意味】貧しく蛍の光と雪の明かりで勉強することから、苦労して勉学に励むこと。
【例文1】塾にも行けず蛍雪の功で進学校に合格した。
【例文2】蛍雪の功だったが、医学部を出て出世した。

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蛍雪の功は、美しくも切ない情景から生まれた成功までのサクセスストーリー

蛍雪の功(けいせつのこう)は、苦労して学問に励み、その結果が報われたことを意味する故事成語です。

古代中国の晋代(期限265~420年)に、車胤(しゃいん)と孫康(そんこう)がいました。

車胤は慎み深く、勉強熱心で、さまざまな書物を読み、豊富な知識を持っていました。ところが、家が貧しく、明かりを灯す油が買えなかったので、夏の夜になると練り絹の袋に蛍を数十匹入れて、その明かりで本を読み勉強をしていました。昼夜を問わず勉強をした車胤は、やがて尚書郎(しょうしょろう)という高官に出世しました。

孫康は若いころから心が清らかで、後ろめたいところがなく、付き合う友達も良い人ばかりでした。孫康も車胤と同じように貧しく、油を買うお金がなかったので、冬には窓の近くに雪を集め、白く輝く雪の明かりで本を読んで勉強します。そして孫康も、御史大夫(ぎょしたいふ)という高官に出世できました。

これにより、苦労して勉強することを「蛍雪」と呼ぶようになります。また、卒業式で歌われる「蛍の光」の中にある歌詞「蛍の光 窓の雪」は、この故事に由来しています。