一日の長

【漢字】一日の長
【読み】いちじつのちょう
【意味】経験や技術が相手より少し上である。
【例文】兄のほうが柔道の経験が長い。一日の長だけあって技が見事に決まる。

一日の長をテーマにした記事

一日の長の語源など

「一日の長」とは、技能や経験などが他の人より少し勝っていることを指すことわざ・慣用句です。この慣用句の語源は、一日だけ先に生まれて、ほんの少し年齢が上であることから転じました。
論語」の先進に孔子の言葉として、”吾一日爾より長ずるを以て、吾を以てすること莫れ”(われいちじつなんじよりちょうずるをもって、われをもってすることなかれ)とあり、これが出典であると言われています。意味としては、「私が君たちより少し年上だからといって、遠慮してはいけない」というものだそうです。
一日の長の会話例としては、「さすが体育の先生だね、バスケが上手だわ。」「けど、あまり威張らないね。」「そうね、一日の長だから、練習すればあなたもすぐに上手になると言ってくれるわ。」「すごいな、音楽の先生はいつも威張ってるのに。」などです。
また、”一日の長がある”の同義語としては、”年季が違う”、”踏んできた場数が違う”などがあります。とはいえ、”年季が違う”や”踏んできた場数が違う”などの表現は、一般的に経験を誇示しているような意味合いにもとれます。その点、一日の長は、大きな差があるかもしれないのに大した差ではないという謙虚な姿勢が見受けられます。