狼狽する

【漢字】狼狽する
【読み】ろうばいする
【意味】突然の出来事にあわてる様子。
【例文1】散らかっている部屋に姑が来て狼狽する。
【例文2】先輩からのお誘いに狼狽するが、断れない。

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「狼狽する」の「狼狽」とは何かご存知ですか?

日本人は慌てふためいた時「狼狽する」とよく使います。この「狼狽」とは、中国の伝説上の獣であるオスの「狼」とメスの「狽」からできた言葉です。「鳳凰」や「麒麟」もオスとメスが組み合わさってできた言葉ですよね。明の時代の漢字辞典「正字通」では、「狼」は前足が長くて後足が短く、「狽」は前足が短くて後足が長い獣と書かれていますよ。

「狼」は「狽」いないと立てず、「狽」は「狼」がいないと歩けないとされますね。唐の時代の書物「酉陽雑俎」では、前足の短い「狽」はいつも「狼」の後ろに乗って移動していて、「狼」がいないと自分では動けないと書かれていますね。「狽」は「狼」がいなくなると倒れてしまい慌てふためくので、その様子から「狼狽」という言葉が生まれたとされます。また、現在では「狼狽」の由来は諸説ありますよ。「狼=乱れる」で「狽=よろける」を意味しているという説、「狼狽」に意味はなくて擬態語であるという説などです。

ちなみに「周章狼狽」という四文字熟語もありますよ。意味は非常に慌ててうろたえることです。「周章」も「狼狽」も同じ慌てるという意味なので、重ねて使うことから余程酷く慌てている様子が想像できますね。例文は「私は父親からの突然の電話に狼狽してしまった」です。