楽は苦の種、苦は楽の種

【漢字】楽は苦の種、苦は楽の種
【読み】らくはくのたねくはらくのたね
【意味】楽をすればあとで苦労する。逆に苦労したらあとで楽になる。
【例文1】早くに結婚して楽は苦の種、苦は楽の種だったけど子育てが終わり楽だ。
【例文2】大学受験勉強楽は苦の種、苦は楽の種だったけど、そのおかげで今の彼女は成功した。
【例文3】家のローンが負担で楽は苦の種、苦は楽の種で老後は安心だ。

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おばあちゃんに教わった「楽は苦の種、苦は楽の種」ということ

私は21歳のときニートでした。大学に通う友達は就活に勤しみ、社会人の友達はバリバリ働いていました。
それなのに私は毎日ゲームをしたり、貯金を崩して旅行に行ったり、呑気に暮らしていました。
当然、生活リズムは狂ういっぽうで朝寝て夜起きる怠惰きわまりない生活でした。
貯金が底を尽きた私に待っていたのは地獄でした。携帯代が払えなくなるばかりか、その日の食事に困るほど困窮しました。
とりあえず始めた派遣のバイトで食いつなぐ毎日でした。
ふと周りを見てみると、就活を頑張っていた友達は大手企業に就職しています。バリバリ働いていた社会人の友達は出世しています。
私だけがその日暮らしの派遣アルバイターです。
思いだしたのは、おばあちゃんが昔話してくれた言葉で
「楽は苦の種、苦は楽の種」
水戸黄門として有名な徳川光圀の名言だそうで、苦と楽は表裏一体の存在であるということです。
楽の後には苦がある。ニート生活をダラダラ楽しんでいた私に貧乏地獄が待っていたのは当然の末路なのです。
頑張っていた友達が報われたのも、苦は楽の種ということです。
自分の愚かさを反省し、必死に働いきました。その甲斐あって派遣先の企業に正社員として登用されました。
やっと生活が安定し、明るい未来が見えてきました。でも、油断してはいけない。楽は苦の種、苦は楽の種なのだから。
きっといつかまた私に苦は降りかかるだろう。気を引き締め、人生を歩みたいです。