足元(下)に火がつく

【漢字】足元(下)に火がつく
【読み】あしもとにひがつく
【意味】身近に危機が迫ってくる。
【例文1】事業がうまくいかず足元に火がつく。
【例文2】経営危機で足元に火がつく。
【例文3】売り上げが落ちて足元に火がつく。

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足元に火がつくとは

足元に火がつくとは、危険が身辺に迫っていることを言います。他人に起こった災難や危険な出来事を、自分に関係がないと思って傍観していると、思いがけず身辺に迫ったり、自分の身に影響が出て慌てることのたとえです。さらに、何かをやり始めるとき、もっと先になってやれば良いと思い先延ばしにしていると、気がついたときには、もう余裕がなくなっていたというような時にも使います。状態としては、自分の立っている場所に火が付いて、じっとしていられないという事です。
例えば、贈収賄問題で、政治家の所に地検の捜査が入ったから、足元に火が付いて慌てている人もいることでしょう、などと使います。また、もっと身近な例では、夏休みに入ってさあ遊ぼうと思い切り遊んでいたら、いつの間にか8月も半ば過ぎで、宿題が全く終わっておらず、足元に火が付いたというようにも使います。
普段からきちんと予定をたて、それに沿って何事もクリアしていけば、期限になっても焦ることはないという教えでもあります。また、悪い事をしている場合、常に周囲に注意を払っていないと、いつの間にか証拠をつかまれ、捜査の対象となっているというようなことなのでしょう。
なにはともあれ、足元に火が付かないような暮らしぶりが大切ということかもしれません。