風を切る

【漢字】風を切る
【読み】かぜをきる
【意味】肩を張って得意気に歩く様子。
【例文1】部長に昇進して肩で風を切って歩く。
【例文2】司法試験に合格して風を切る。
【例文3】採用試験に合格して風を切る。

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風を切って歩く新人 

職場に新しい新人が入ってきました。福祉施設で働いていた経験がありまさに風を切る勢いで胸を張っていますし、堂々としていました。社内に噂が流れて今度入ってきた職員は経験もあるし、堂々としているぞとのようなことが評判になりました。しかし、履歴書を見ているとけっこう転職しているのです。本人転職の理由を聞いてみると新しいところでつねに自分を高めて来た。今度は最後の職場にするつもりだと書いてありました。私もこの男は本物だと思いました。考えもしっかりとしているし、口調もハキハキしているからです。そして挨拶がきちんとできる人間だから我が社に貢献してくれると思い採用しました。しかし彼は、三日目に会社を無断欠勤しました。連絡をとっても電話に出ません。そして次の日も次の日も連絡を取りました。私は誰かが彼に変なことでも言ったのかなと思いました。そしてやっと連絡がとれました。もう会社には出てきませんとのこと。理由を聞くと仕事が思っていたよりキツかったから。唖然としました。あれだけ風を切って歩いていた彼が何で!人間って表面だけでは分からないなあと思いました。人というのは内面で何を考えているか分からないものです。