ない知恵を絞る

【漢字】ない知恵を絞る
【読み】ないちえをしぼる
【意味】大した知恵はないが、一生懸命考えれば良い考えが浮かぶかもしれない。
【例文1】ない知恵を絞って考えたイベントなので、成功してほしい。
【例文2】専門外の分野だが、ない知恵を絞る。
【例文3】ネタ切れでない知恵を絞る。

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ない知恵を絞るのはどんな時

ない知恵をしぼるとは、切羽詰まった状態か、精神的に追い詰められた時など、緊急事態が発生した時に使われることが多い表現です。
例えば、何か決断を下さないといけない場合など、自分1人で考えて判断しないといけない時には、プレッシャーを感じながらも結論まで導きださないといけないので、必死になって考えるでしょう。
大事な決定事項を、周りに協力者が一人も下すことは、とても不安で孤独なものです。
ましてや、自分には分不相応で荷が重い仕事であったら、なお更そんな気持ちになるものでしょう。
そして、状況がその場から逃げだすことを許さない状況であるがこそ、ない知恵を振りしぼる、という矛盾した言葉になってしまうのです。
固くしぼったタオルから、さらに絞り上げて水を出すことは、並大抵の苦労ではない、という意味にも取ることができます。
別の使い方として、対外的には謙遜したり、多少自虐的な言い回しでもあります。
本当は、自分の能力ではそんなに苦労しないはずの決断でも、人にはそのように言ってみるとか、自分のアイデアを自慢気にしないようにするためのものです。
あまり得意気に自分の知恵をひけらかすと、あまりいい印象は与えないことを知り尽くした人の使い方だと思います。