明日は明日の風が吹く

【漢字】明日は明日の風が吹く
【読み】あしたはあしたのかぜがふく
【意味】くよくよしたって仕方がないと前向きに考える。
【例文1】今月の携帯の支払いどうしよう。まぁ明日は明日の風が吹くだろう。
【例文2】明日は明日の風が吹くと呑気な奴だ。
【例文3】どうにかなるさ。明日は明日の風が吹く。

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「明日は明日の風が吹く」で気持ちが楽になった

私は子どもの頃からことわざが好きでした。
そのきっかけとなったことわざが、「明日は明日の風が吹く」だったのかもしれません。

私が小学生の時、子どもながらに先のことを考えると不安がよぎってきました。
この嫌な気持ちを何とか消したいと思っていた時に、この「明日は明日の風が吹く」という言葉を偶然目にしました。

この言葉を始めて知ったとき、ものの考え方を変えることで、こんなにも気持ちが楽になるのだということを知りました。
それからいろいろなことわざを調べるようになりました。

ことわざにはいろいろな意味があり、同じ状況でも真逆の捉え方をしているものもあります。
その時の自分の都合で気持ちが楽になる方を選択していけば、かなり気持ちを楽にして過ごすことができると思いました。

明日のことを今、一生懸命に考えても、その通りにはならないことがほとんどです。
できる準備はしておいたほうが良いですが、結局はアドリブで何とかするしかないことも多いようです。

出来る限りの準備をしたら、あとは「明日は明日の風が吹く」という心構えでいたほうが、気持ち良く過ごせますし、睡眠にも悪影響を与えないと思います。

何もしないで明日のことを楽観的に考えるのは難しいですが、今できることをやりきることで、明日への後悔は少なくなっていくのだと思います。

生真面目だからこそ友人の愛したことば「明日は明日の風が吹く」

学生時代の友人が、よく「明日は明日の風が吹く」という言葉を口にしていました。当時、私は「意外だなあ」と思ったものです。
というのも、その友人は大変に生真面目な性格だったからなんです。「明日は明日の風が吹く」という言葉には、どこかちゃらんぽらんなところがあると、当時の私は感じていました。「明日のことなんてわからないのだから、今日という日を楽しめばいい」というように解釈していたわけです。
それなのに、その真面目な友人がその言葉を口にするのを聞いて、「なんで、そんな刹那的なことを言うのか。おまえらしくない」と言ったところ、彼から、意外な答えが返ってきました。
「明日はどんな風が吹くかわからない。とんでもない大きな自然災害が起こって、生活が一変してしまうかもしれない。だから、明日のことなんて考えず、今をせいいっぱいにまじめに生きればそれでいいんだ」
なるほどと納得。確かに彼の言った通りです。まだ、起きていない明日のことを考えて、あれこれ思い煩うということが人間にはあります。けれど、明日はどんな明日になるかはわかりません。
そんな、わからないことを想像してみたところで、何の意味もないでしょう。だいたい、明日のことを考える時、人は良くないシミュレーションをしがちでしょう。そんなシミュレーションをするくらいなら、「明日は明日の風が吹く」と、明日のことは考えないのが一番。
友達からいいことを教えられたと思っています。