手も足も出ない

【漢字】手も足も出ない
【読み】てもあしもでない
【意味】相手との差が付きすぎてどうしようもできない、身動きができない。
【例文1】あまりにも速い球で手も足も出ない。
【例文2】不審者に遭遇したが、実際手も足も出なかった。
【例文3】年収の差が手も足も出ない。

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手も足も出ないほどの負けから学ぶ

生きていく中で「手も足も出ない」ほど負けてしまうことがあります。スポーツだったり学業だったり様々ですが、自分の実力を過信していたことを分かってしまい、落ち込んでしまうことが多いと思うのです。相手が強いからとか環境に恵まれているなど、言い訳をしてしまうほど手も足も出ない負けは心に突き刺さることでしょう。
しかし、手も足も出ないほどの負けによって生き方を学べることや、どうすれば対等以上に勝負ができるのかを知ろうとするキッカケとして、一度は経験した方が良いとも思えます。プロ野球において「ID野球」で弱者が強者に勝つ手段を教育した野村克也氏などは、手も足も出ない状態を何とかしようとしたからID野球が生まれたのではないでしょうか。一見野球とは関係の無いように見える人生論を選手たちに教えたのも、社会に出てから手も足も出ないほど通用しない人材になってほしくないからだと思えます。
「自分はできそこない」と考えることは悪いことではありません。むしろ適わない相手に向かって努力する意識を持てますし、人生が変わるチャンスと考えれば落ち込んではいらない。一度、自分のすべてを出してもがいてみることも大切ではないでしょうか。