苛政は虎よりも猛し

【漢字】苛政は虎よりも猛し
【読み】かせいはとらよりもたけし
【意味】厳しい政治は虎よりも怖いものだ。
【例文1】少子化なので子どもを増やそうと言うけれど、年々手当が減額しては苛政は虎よりも猛しだ。
【例文2】苛政は虎よりも猛しで年金制度が不安だ。

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悪い政治は獰猛な虎よりも恐ろしい「苛政は虎よりも猛し」

受験勉強で苦手、もしくは嫌われている教科といえば、国語の古文や漢文が一番に挙げられることが多いです。確かに古文や漢文は話が固く、取っ付きにくいもので苦手と言う人が多いことは理解することが出来ます。しかし、そんな受験生から嫌われている教科である古文や漢文、もう少し正確に言うと故事成語から現代を生きるうえで学ぶべきことが沢山あることも確かです。

「苛政は虎よりも猛し」という故事成語があります。この故事成語は漢文で出題されることがあり、「かせいはとらよりもたけし」と読みます。この故事成語の意味は、重税を課したり、厳しい刑罰を行う悪い政治は人を食う獰猛な虎よりも恐ろしいということで、そんな悪い政治を行ってはいけないという意味です。

この故事成語の由来は、孔子が墓の前で泣いている母親を見かけ、泣いている理由を尋ねると、家族を虎に食い殺された答えたため、そこで、孔子がなぜこんな虎がいるような危ない土地から逃げないのか尋ねたところ、「ここでは、重税を課したり、厳しい刑罰を行う悪い政治がないからです。」とその母親が答えたところからです。

ちなみに「苛政」とは厳しい政治という意味です。虎に殺されるより怖い政治でよっぽどのことですよね。政治はより良い社会にするため、もしくは国民の幸せを実現するために行われなけばならないものですよね。そんな当たり前のことをこの故事成語から改めて学ぶことが出来ます。

苛政は虎よりも猛し悪い政治は人を食う虎よりも恐ろしい

現在の政治家は自分の徳ばかりを考えて、1度国会議員になると苛政は虎よりも猛しで国会議員を盾に高額な裏金を貰ったり、女性問題に走ったり時には失言をしてしまって失速したりする政治家がなんと多いものかと思います。昔田中角栄という政治家がいました。内閣総理大臣までした人です。この人も苛政は虎よりも猛しでしたが、この方は今の政治家にはない迫力と行動力を持っていました。尋常小学校しか出ていない方ですが総理大臣にまで登りつめた。この人は確かに色々なことで批難もされましたが国民を引きつける実行力で高度成長期の日本を支えました。いわゆる日本列島改造論です。日本に高速道路を張り巡らせました。地元には道路や橋を渡しました。人間的にもコミュニケーション能力に長けた方で、この人を師と仰ぐ国民は沢山います。ロッキード事件で失速しました。しかしそれ以降も政治の世界に君臨し続けました。苛政は虎よりも猛しの政治家だと思います。今はこのような政治家がいません。議員になるまではきれい事を言葉にして演説を行い。いざ当選すると何をしているのか分からない。だから日本の政治は失速してしまったのですす。今からでもあの田中角栄総理大臣のような政治家が出ることを願っています。