矢も楯もたまらず

【漢字】矢も楯もたまらず
【読み】やもたてもたまらず
【意味】気持ちが抑えきれず、いてもたってもいられない状態。
【例文1】彼女に会いたくて矢も楯もたまらず、会いに出かける。
【例文2】矢も楯もたまらず、友人のお見舞いに行く。
【例文3】矢も楯もたまらず、告白する。

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「矢も楯もたまらず」に飼い主のところに

「矢も楯もたまらず」ということわざがあります。
その意味は、こうしたいと思う気持ちが抑えきれずに、行動してしまうということだそうです。
大人はなかなかそういった場面でも自分の感情を抑えて、できるだけ理性的に行動しようとします。
つい「矢も楯もたまらず」に何かをしてしまったときには、いろいろと言い訳を付け加えたりすることもあります。
この「矢も楯もたまらず」をとても素直に表現するのを何度も見たことがあります。
それは人間の表現ではありません。
動物の表現です。
動物と言っても私たちの身近にいる動物。
つまりペットです。
ペットが表現する「矢も楯もたまらず」は、飼い主に対しての愛情表現です。
飼い主が買い物などで、数時間ペットショップの中にあるペットの預かり所のようなところにわんちゃんを預けていて、買い物を済ませて戻ってきたとき。
ずっと不安な表情でガラス窓から外を歩く人を眺めていたわんちゃんは、狂喜乱舞。
まさに「矢も楯もたまらず」に飼い主のところに飛んでいきます。
犬は猫よりも飼い主にストレートな愛情表現をすることが知られています。
こうして「いい子にして待っていましたよ。どこに行ってたの?もう帰って来ないかと心配したよ」と言いたげなわんこを見ると、こちらも笑顔になります。