学びて思わざれば則ち罔し

【漢字】学びて思わざれば則ち罔し
【読み】まなびておもわざればすなわちくらし
【意味】学んだ知識をたくわえておくだけでは何も意味もない。
【例文1】実践しなければ、所詮学びて思わざれば則ち罔し。
【例文2】資格を取得しても職に就く気がないなら学びて思わざれば則ち罔し。
【例文3】専業主婦になって学びて思わざれば則ち罔し。

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「知識を得ても、それを生かそうとしなければ、何の意味もない」

学びて思わざれば則ち罔し・・・時々聞く言葉ですが、この言葉の意味を正確につかんでいる方は意外と少ないかもしれません。
これはもともと論語の中にある言葉で、「知識を得ても、それを生かそうとしなければ、何の意味もない」と言う意味です。
ただ知識を得るだけならば、誰にでも機会があればできます。
特に今のようにネットや本などに情報が溢れている時代ならば、得ようと思えばいくらでも知識を吸収できます。
しかし、得た知識を本当に自分のものにできるのは、得た知識についてきちんと思考して、自分のものにできた人だけなのです。
得た知識を活用するために、自分なりにきちんと知識を咀嚼することの大切さを説いた言葉です。
どんな尊い知識も、知っているだけでは意味がなく、ただ頭の中に死蔵された状態と変わりません。
きちんとそれについて思考して自分のものにしないと、せっかく学んだことを生かすことすらできません。
自分は相当な量の知識を持っているが、どうもうまく生かしていないな、と感じている方は、その知識についてきちんと自分の頭で考えているか、本当に自分のものにできているかどうかを、一度じっくり自分に問いかけてみるといいかもしれません。