籠の鳥

【漢字】籠の鳥
【読み】かごのとり
【意味】籠の中の鳥のように動きに制限をかけられる。
【例文1】恋人がやきもち焼きで束縛するので籠の鳥だ。
【例文2】婿養子の立場は籠の鳥状態だ。
【例文3】受験が終わり籠の鳥から解放される。

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「籠の鳥」だったラプンツェル

「籠の鳥」とは「鳥籠の中の鳥のように、身の自由が束縛 されている様子。そのような境遇の人。また、その境遇から遊女のこと。」のことです。「籠の鳥」といえばラプンツェルですかね。ディズニー映画の「塔の上のラプンツェル」でも有名ですが、もともとはグリム童話です。長年子どもを授からなかった夫婦にやっと子どもが授かります。身重の妻は魔女の庭に生えているラプンツェルという野菜が食べたいと夫に頼み、夫は魔女に内緒で摘みに行きますが、見つかってしまいます。そしてラプンツェルを摘み取り食べさせてやる代わりに子どもが生まれたら、子どもを差し出すように約束させます。生まれた女の子は魔女のものとなり、ラプンツェルと名付けられ育てられます。彼女が逃げ出さないように、魔女は高い塔の中に閉じ込めて、彼女の長い髪を上から垂らさせて塔を上り下りして暮らすのです。それを見た王子様が真似をして彼女を見つけるのです。その後の展開はグリム童話ではラプンツェルは追い出され、何も知らずに会いに来た王子は魔女とのやり取りの末に塔から落ち、失明してしまいます。失明した王子が森をさまよい、7年後偶然、彼女と合い、彼女の涙が目に入り、目が見えるようになって国に帰るというものです。ディズニー映画では、ラプンツェルはもともと王家の娘で、彼女を助けるのは泥棒。最後は王家に送り届け結婚します。やはりディズニーは夢を売るところなのですね。