水をあける

【漢字】水をあける
【読み】みずをあける
【意味】水上競技で水が見えるほど競争相手に大きく差をつける。
【例文1】ボートレースで二艇身の水をあけて1着。
【例文2】競泳で身体一つ分水をあけての快勝だ。
【例文3】2位以下に大きく水をあける速さだ。

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競争相手を大きく引き離すという意味を持つ「水をあける」

「今回の仕事では快勝したよ、ライバルに大きく水をあけて勝った」などという言い方を、あなたも一度はしたことがあるかもしれません。
この「水をあける」という言葉、大変よく使われる言葉ではありますが、その詳しい由来をあなたは知っているでしょうか。
そもそもこの言葉は、「水」という言葉が示すように、水泳やボートレースなど、水に関する競技で競争相手を大きく引き離すところからきています。
大きくといっても、それはどのくらいの距離を指すものなのかーそれは水泳で言うなら一身長以上、船を使う競技なら一艇身以上の差をつけて相手に先行することを言います。
競技においてこのくらいの差をつけて相手を引き離すことを、「水をあける」という言い方をするようになりましたが、それが転じて、仕事やほかの競技などでも競争相手に大きな差をつけたことを「相手に大きく水をあけて、勝った」などと表現するようになったのです。
相手に水をあけて勝った、などと聞くと、どことなく爽快なイメージが湧いてくるものです。
ライバルと競り合い、ぎりぎりで勝利するのもいいですが、どうせ勝つなら「大勝」「快勝」と言えるほどに、「相手に水をあけて」勝ちたいものですよね。