病は気から

【漢字】病は気から
【読み】やまいはきから
【意味】病気は気持ちの持ちようで良くも悪くもなる。
【例文1】頭痛がしてきた。でも放課後デートのことを考えたら治ってきた。病は気からだ。
【例文2】学校に行きたくないと思っていたら、病は気からで熱が出てきた。
【例文3】病は気からと言うから気合で治す。

病は気からをテーマにした記事

病は気から

病は気からというこの言葉。文字通り、病気は何かを心配しすぎていたり、不安に感じていることがあっったりするというマイナスな気持ちからやってきてしまうという意味です。これは、ほとんどの人が子どもの頃から耳にしてきた言葉だと思いますし、意味もなるほどなという感じですごく納得できるものだと思います。
一方、私はこの病は気からという言葉にまつわる思い出話があり、それはいつ思い出しても笑える話のでここで紹介したいと思います。それは、私の友人が体調が悪そうにしていた時の話です。その時、彼女は見た感じからしても風邪でも引いたのかな?とわかるような状態だったのですが、よく見ると、彼女は手で脇をおさえていました。私も冬など寒い時は、よく腕を組んで少しでも丸まってあったかい体勢を作ろうとするので、彼女の脇を抑えるポーズもそれと同じようなものだと思っていました。そこで、私は彼女に「風邪でも引いたの?寒い?大丈夫?」と聞きました。すると、彼女は「寒くはないけど風邪を引いたかもしれない。だから脇を抑えているの。」と答えてきました。その時、私は彼女の言っていることの意味がよくわかりませんでした。しかし、よくよく聞いてみると、彼女は、病は気からという言葉を「病脇から」と勘違いしていたことがわかりました。体調の悪そうな彼女を目の前に、私は内心大爆笑。彼女の風邪が治ってしばらく経った頃、病脇からではなく、病は気からだということを教えてあげました。

「病は気から」が通じない私

「病は気から」とよく耳にします。
私の父の口癖のようなもので、幼いころから虚弱体質だった私にいつも「病は気から。気を強く持てば体は強くなる!」と言って聞かせてくれました。

思い返せば小学生の頃も、苦手だった水泳の授業前日には「頭痛がする気がする」「熱っぽい気がする」と思いだし、本当にその通りになっていしまう。
…なんてこともしょっちゅうでした。
月に1度は風邪をひいて病院に連れってもらっていたように思います。
そんな娘を持つ父の口癖になってしまうのも納得です。

30歳になった今では、さすがに月に1度高熱は出さなくなりました。
しかし、気持ちとは関係なく、「痛み」に過剰に体が反応してしまうようになりました。
痛いと感じると、血圧が急激に下がり、ショック状態になるので、年に1回は救急車で搬送されてしまっています。
生理痛、腸炎等で何度救急車に乗ったでしょう。
もう、気持ちが弱いとか、どうの…ではなく、勝手に私の体が反応してしまっている状態です。

もちろん、気持ちを強く持つことで、病気と闘えたり、多少の事で体を壊してしまうなんてことはなくなるのは事実だと思います。
ただ、私も含め、「自分の体を知る」「受け入れる」「予防措置をとる」ということが必要な方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
生まれつき考え方や感じ方、体質は皆違うものです。
自分にあった生活の仕方で、より健やかな日々を送っていきたいです。