轍を踏む

【漢字】轍を踏む
【読み】てつをふむ
【意味】前の人の失敗を繰り返す。
【例文1】前任者と同じ轍は踏まないようにしないと。
【例文2】二度と轍を踏まないように気をつける。
【例文3】また同じところで轍を踏む。

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轍を踏む事が無いように気を付けました

漢字検定を受験しました。
まず漢字に触れる機会を増やそうと思い、新聞をよく読むようにしたのです。
ですがこれだけでは漢字検定の試験に合格する事は難しいですから、本屋でテキストを買って、そちらもしっかり勉強する事にしました。
漢字検定では漢字の読みや書きだけでなく、漢字の書き順も問われる事があります。
テキストにもちゃんと、書き順に関する項目が載っていました。
しかし私は、書き順に関してほとんど勉強しなかったのです。
書き順なんか日頃漢字を書いているのだから、何とかなると甘く見ていたのです。
それよりも一つでも多くの漢字を覚え、読めた方が良いと考えていました。
こうして私は漢字検定を受験したのですが、不合格になってしまいました。
何故かと言えば、大丈夫だと思っていた書き順がことごとく不正解だったからです。
私はこれを反省して轍を踏む事が無いように、今度は書き順についてしっかりと勉強する事にしました。
そして再度受験した漢字検定で、見事合格しました。

轍を踏むことの是非について 

自動車を運転していれば経験上ご存知でしょうが、多くの自動車が通った跡すなわち「轍(わだち)」は多くのドライバーが最適と判断した位置と思われます。
雨の日の場合は水が溜まるので、轍をそのまま走れば周囲に水を飛び跳ねさせて大変なことになります。
目に見えて予測できる失敗をするのは愚かなので、たいていの人は轍を踏まずに少しずれた位置を走ることでしょう。
「轍(てつ)を踏む」という諺がありますが、これは先人が既に体験したことを同じように経験すること、悪い意味では先人と同じ失敗をしてしまうことを意味します。
これはつまり深く先読みしていなければ、全く同じ失敗をすることは同じ道を通れば必然ということです。
失敗の原因が物理法則であろうが社会システムであろうが、失敗すれば損をするので通常であれば前もって回避するように努めるでしょう。
しかし、問いの答えが前もって知らされていないのは成長を促すためであるように、経験するべき失敗というものも存在します。
百の言葉を尽くすより一つの経験の方が確実に心身の深い部分に記憶させるということです。
先人と同じ轍を踏むことは多少遠回りになるかもしれませんが、身をもって覚えることも時には必要なのです。