元のさやに収まる

【漢字】元のさやに収まる【読み】もとのさやにおさまる【意味】さやとは刃物をおさめる筒のことで、刀とさやがぴったり同じでないと収まらない。刀とさやを男女にたとえて、一度離れた男女が元の仲に戻った時に使う。【例文1】あのカップルは何だかんだ言…

物言えば唇寒し秋の風

【漢字】物言えば唇寒し秋の風【読み】ものいえばくちびるさむしあきのかぜ【意味】松尾芭蕉の句であり、人の悪口を言えば何となく後味が悪いもので、うっかり喋ってしまったことが原因で災いが起こること。【例文1】余計なことを言ったばかりに、彼女との…

もっけの幸い

【漢字】もっけの幸い【読み】もっけのさいわい【意味】もっけとは妖怪のことで、妖怪が出たかのような思いがけない幸運をいう。【例文1】家族で水族館に出かけたら入場100万人目の来場者で、記念品にホテル宿泊券をいただいてもっけの幸いだ。【例文2…

もぬけの殻

【漢字】もぬけの殻【読み】もぬけのから【意味】虫が脱皮した後の抜け殻のことで、つまり、逃げ去ったあとの隠れ家をいう。【例文1】詐欺グループの潜伏先を突き止めて踏み込んだが、すでにもぬけの殻だった。【例文2】やっと居場所を突き止めたのにもぬ…

餅は餅屋

【漢字】餅は餅屋【読み】もちはもちや【意味】餅は餅屋がついた物が美味しい。何事においてもその道の専門家に頼むのが一番良いということ。【例文1】母の味を真似て作ったけど、やはり餅は餅屋でかなわない。【例文2】専門分野にお願いした方が失敗がな…

もったいつける

【漢字】もったいつける【読み】もったいつける【意味】重大な発言の前にジラしたり意味深な発言をする。【例文1】もったい付けないで早く話してくれ。【例文2】彼女が出来た事をもったい付けて話す。【例文3】告白の返事にもったいつける。 もったいつけ…

元も子もない

【漢字】元も子もない【読み】もともこもない【意味】元は元金、子は利子のことで投資して利子で儲けるはずが、元金までなくなることから、欲張りすきて利益ばかりか元手も全て失うこと。【例文1】せっかく治りかけていた風邪なのに、明日プールに行ったら…

もっての外

【漢字】もっての外【読み】もってのほか【意味】言葉では言い表せないほどひどい状態。【例文1】授業中お菓子を食べるなんてもっての外。【例文2】過ちを認めもせず、謝罪がないとはもっての外。【例文3】結婚相手が無職とはもっての外。 もっての外をテ…

持ち出しになる

【漢字】持ち出しになる【読み】もちだしになる【意味】不足分を自費で払う。【例文1】大雨で中止になった夏祭りの材料が持ち出しになる。【例文2】持ち出しした飲食代を気前よく友人が払う。【例文3】持ち出しになり金欠になる。 持ち出しになるをテーマ…

孟母断機の教え

【漢字】孟母断機の教え【読み】もうぼだんきのおしえ【意味】孟子が学業を途中で投げ出したた時、孟母が織り機を断つという事は生計を立てられないというたとえから、どんな状況でもやり遂げなければならないという教え。【例文1】経営難に陥っているが、…

藻くずとなる

【漢字】藻くずとなる【読み】もくずとなる【意味】海藻が細かく砕けた藻くずになるというたとえから、人が海の事故で亡くなって遺体も上がらないこと。【例文1】海戦で多くの兵士が藻くずとなった。【例文2】藻くずとなっていった方を思うと無念でならな…

孟母三遷の教え

【漢字】孟母三遷の教え【読み】もうぼさんせんのおしえ【意味】孟子の母は、墓場のそばに住んでいたが、孟子が葬式の真似ばかりするので、市場近くに引っ越した。ところが今度はが商人の駆け引きを真似るので、学校の近くに引っ越した。すると礼儀作法を真…